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The Logic IC Collection

初版公開:2014/10/25
最終更新: 2017/08/03


 

アメリカ編 1 [Manufacturers in Northern America Part.1]

Part.1 ではメジャーなメーカを集めています。

Texas Instruments, Inc (TI) (1951-)

オリジナル SN74N 74LS 74HC 4000B/4500B Orig.
型番
(PDIP)
◎SN7400N ◎SN74LS00N SN74HC00N
CD74HC00E
TP4001BN
CD4001BE
◎TP4300N

TTL

1966
1966 年製造…。PDIP としては最古に近いでしょう。

1973/JPN
希少な NHK 規格品です。

1974/JPN

1976

1977/MYS
70 年代に広く使われたパッケージ…これで揃えるときれいです。

1978/JPN
この頃からアジア向け製品はつや消しパッケージに移行しています。

2010/MYS
21 世紀になってもスタンダード TTL は健在です。

CMOS

1975/MEX

1984/JPN

2001/MEX
後年は Harris を引き継いで CD 型番の CMOS ロジック IC を製造しています。こちらは良く見かけます。

HS-CMOS

1987/JPN

2005/MEX
CD74HC シリーズ移管後も、SN74HC シリーズはディスコンにならず、両方を製造しています。

RCA(-1986) / GE Solid State

オリジナル SN74N 74LS 74HC 4000B/4500B Orig.
型番
(PDIP)
- - CD74HC00E ◎CD4001BE -

米 RCA 社の半導体部門が主力としていたのはその TV 事業に伴うアナログ IC と COS/MOS という愛称の CMOS プロセスによるデジタル IC です。
1968 年に RCA が開発した CMOS デジタル IC の CD4000 シリーズは当時すでに普及していた TTL の 74 シリーズとシリーズ構成やピン配置が異なっていましたが、セカンドソースの多さで CMOS デジタル IC の趨勢になります。
CMOS IC は TTL と比較して高集積度、低消費電力、柔軟な電源電圧という特長がありますが、登場当時のプロセスでは TTL より 10 倍以上低速で 10 倍以上高価であったため、 TTL IC の代替とはなりえないという見方が多かったようです。

シリコンゲートの CMOS 技術により速度の問題が解決すると、ほとんどの TTL IC は置き換えられるようになります。
RCA 社の CD74HC/CD74HCT シリーズは比較的早期に開発された高速 CMOS IC ですが、会社の経営悪化に伴い GE Solid State、Harris、TI へと製造会社を移しています。

CMOS

1970
1969-70 年に製造された最初の CD4000 シリーズ "A" なし品。この頃は PDIP パッケージは存在しませんでした。

1974
初期の製品に見られるセラミックパッケージです。/3 とあるから MIL-STD-883 でしょうか?

1976
金属部分の「ふた」の形状は丸型と角型があります。

1978

1982?

1984

HS-CMOS

1989
RCA は 74HC や 74AC などの高速 CMOS シリーズを早期から製造しています。これはデートコードを見る限り GE Solid State 時代の製品ですが、写真のように RCA ブランドを使用しています。

Harris Semiconductor(-1999)

オリジナル SN74N 74LS 74HC 4000B/4500B Orig.
型番
(PDIP)
- - CD74HC00E (HD4001A)
CD4001BE
HD74C00N

Harris はもともとアナログ IC や PROM が主力製品でした。1970 年代には RCA の4000 シリーズおよび NS の 74C シリーズのセカンドソースを製造していましたが、80 年代を通して製造していたか、定かではありません。
1988 年に GE 社を吸収したことから、RCA を引き継ぎ CD 型番の CMOS ロジックを製造するようになります。1999 年に Intersil となっています。Harris の製造していた民生用のCD4000 シリーズ IC は TI 社へ引き継がれています。

CMOS

1975
Harris は 1970 年代に NS 社の CMOS 74C シリーズのセカンドソースを製造していました。Harris 型番は HD74C906N です。

1991

1993

HS-CMOS

1993

Motorola(-1999) / ON Semiconductor

オリジナル SN74N 74LS 74HC 4000B/4500B Orig.
型番
(PDIP)
MC7400P
SN74xxP
SN74LS00N ◎MC74HC00N ◎MC14001BCP -

Motorola 社は多数の汎用ロジック IC ファミリを発表していますが、そのうち CMOS (McMOS という愛称でした) の MC14500 シリーズは最もポピュラなものの一つでしょう。
RCA 社の CD4000 シリーズは良く普及しましたが、MSI のラインナップにやや欠くところがありました。
1970 年代に MSI を中心とする独自の CMOS ファミリを開発したメーカは Harris、NS、東芝等いくつかあり、Motorola もそのうちの一社でしたが、この MC14500 シリーズは広く普及するところとなります。

4000B/4500B シリーズといった具合に、多くの資料で 4500 シリーズは 4000 シリーズと同様に扱われています。
1975 年ごろに JEDEC により CMOS デジタル IC の国際標準(Bシリーズ)が制定され、型番に「B」のつく CMOS IC はどのメーカの製品も等しく扱えるようになっています。

ちなみに、同一ファンクションの IC であっても、RCA と Motorola の 4000 シリーズでは内部回路が異なるものが多くみられます。
たとえば RCA 社の CD4001B は NOT-NAND-NOT 構成ですが、Motorola 社 MC14001B はNOR-NOT-NOT 構成になっています。

Motorola の半導体部門は、1999 年に一部が ON セミコンダクターとして分社化され、残りの半導体部門は 2003 年にフリースケール・セミコンダクタ社となっています。
本ページで扱うような汎用ロジック IC は ON セミコンダクター社に引き継がれています。

TTL

1969

1970

1972
TTL MC4000 シリーズに 74 シリーズ型番が与えられています。

1977/KOR
モトローラといえば MC から始まる型番ですが、LS シリーズの TTL は SN 型番です。

1988/JPN
この時期のモトローラ日本製 IC には「T」のマークが見られます。東芝との合弁の東北セミコンダクタが 1987 年設立なので、おそらくその製品でしょうか。

CMOS

1973

1976/KOR

1977/MYS

1981/MYS

1991/JPN

2004/MYS
ON セミのロゴ。

HS-CMOS

1984/PHL
CMOS IC は MC 型番です。

1993/JPN

Fairchild Semiconductor (FSC)

オリジナル SN74N 74LS 74HC 4000B/4500B Orig.
型番
(PDIP)
U9A9N0059X
U9A740059X
9N00PC
7400PC
74LS00PC
(SL74LS00PC)
(N/A) 34001
4001BPC
◎74F00PC
◎74AC00PC
◎(9002)
1987-1997 (N/A) DM74LS00N MC74HC00N
MM74HC00N
CD4001BCN MM74C00N

FSC 社の歴史については Wikipedia が殊更詳しいので、そちらを参照してください。

FSC 社はディジタル・アナログ両方で早期から製品を開発しており、たとえば DTuL 9000 シリーズなどは DTL のスタンダードとなっていますが、TTL では完全に TI 社に先を越されてしまいました。とはいえシリコン Tr やモノリシック IC の製造に関する重要な特許を有しており、その特許料収入も大きかったようです。
FSC 社オリジナルの TTL 9000/9300/9600 シリーズも存在しており、カウンタやモノマルチなどの MSI はよく使われましたが、後に TI 社の型番が主流になっています。
結局、1987 年に FSC 社は NS 社に買収されており、一時期は Fairchild ブランドで NS 型番の IC を製造するようになりますが、1997 年に再び Faichild として分社独立しています。

CMOS シリーズについて言うと、70 年代前半から他社にさきがけいち早くバッファつきの品種(34000 シリーズ)をラインナップしていました。国際規格の B シリーズが登場する以前のことです。

TTL

U6A740059X /1969
FSC 社は TTL IC を TTuL と称していました。この IC は 7400 のセカンドソースですが、長い型番は Fairchild の古い命名規則によるもので、"59" がパッケージタイプを示します。

9N73U9A (7473U9A) /1971
9Nxx は 74xx シリーズの Fairchild ハウスナンバです。

9357BPC(7447PC)/1973

9N37PC(7437PC)/1973

74LS136PCQM/1979/IDN
末尾 QM は高信頼品で、スクリーニングの有無を表します。

SL74LS194APC/1981/IDN

74180PCQM/1981/SGP

74LS04PC/1986/DEU

CMOS

34001DMQB/1975
これはバッファありの CMOS 4001 産業/軍用品で、 Fairchild の古いロゴがついています。

4078BPCQM/1977/IDN

4021BPC/1981/IDN

CD4001BCN

HS-CMOS

MM74HC00N

National Semiconductor (NS; NSC) (-2011)

オリジナル SN74N 74LS 74HC 4000B/4500B Orig.
型番
(PDIP)
DM8000N
SN7400N
DM7400N
DM74LS00N MM74HC00N MM5601AN
CD4001CN
CD4001BCN
◎MM74C00N
(DM9302CN)

1967 年から IC を製造する National Semiconductor (NS) もまた、元をたどると Fairchild だったりベル研に行き着くメーカです。NS と FSC とは切っても切れない関係にあり、後年 NS のシリーズを FSC ブランドで販売するようになります。

CMOS ロジックでは、74 シリーズピン互換の MM74C シリーズを製品化しています。70 年代半ばには 4000 シリーズ vs 74C シリーズ論争 (というほどでもない) が繰り広げられました。既存 TTL システムの置き換えも狙ったものでしたが、TTL ファンアウト 1 という 74C シリーズでは、結局全ての IC を CMOS 化せざるを得ないということで、あまり流行らず、スタンダードは 4000 シリーズに譲る事になります。しかし NS は 74C シリーズを後年まで製造し続けています。

NS 社はデータシートが見やすいというだけの理由で個人的に好きだったのですが、2011年 TI 社に吸収されてしまいました。

NS 社は 1960 年代から TTL IC を製造していますが、特に同社オリジナルの MSI シリーズは広く使われ、後に TI 社の 74 シリーズに「輸入」されています。

CMOS ロジック IC では 1970 年代に MM74C シリーズを発表しています。
これは TI 社 74 シリーズとピンコンパチブルとなっており、当時の設計者にとって「とっつきやすい」IC であったことは間違いないでしょう。
一時は RCA 社の CD4000 シリーズと並んでポピュラな CMOS IC でしたが、結局セカンドソースの差で結局 CD4000 シリーズに軍配が上がります。

1987 年に FSC 社を買収しており、一時期は Fairchild ブランドで NS 型番の IC を製造しますが、1997 年に再び Faichild として独立させています。
これは NS 社側から見て不採算部門の分社化にほかならず、本ページで扱うような汎用ロジック IC は Faichild に引き継がれています。
2011 年に NS 社は TI 社に買収され、現在は TI 社の一部門となっています。

TTL

DM8570N(=74164)/1968
初期は独自の 8000 シリーズ TTL を製造していましたが、一部は 74 シリーズに引き継がれています。
これは 1968 年製造と NS の IC としてはごく初期のもので、金メッキの足で独特なロゴ(?) がついています。

DM8000N(SN7400N)/1970
このころから 74 シリーズ型番を併記するようになりますが、プレフィクスは SN になっています。

DM/SN7473N(DM8501N)/1971

DM/SN74176N(DM8280N)/1972
NS旧ロゴ。トリプルナンバリングですが、8280 は Signetics N8280 のセカンドソース。

DM7400N(DM8000N)/1972
1972 年頃より見慣れた黒色パッケージに変わります。

DM7400N/1974

DM7438N/1981
NS 2代目ロゴ

DM7438N/1982

DM74S151N/1990

CMOS

MM74C00N/1984
MM74Cファミリ という NS 社オリジナルの品種がありました。
平たく言えば 74シリーズピンコンパチブルの 4000 シリーズというもので、74HC の登場以前は広く使われていました。

CD4069N/1978
MM74C04 は CD4069 とのダブルナンバでした。こういうものはいくつかあります。
でも buffered なのか unbuffered なのかはっきりしませんね(unbuffered です)。

HS-CMOS

MM74HC393N/1996
NS 新ロゴ

Signetics (1961-1992)

オリジナル SN74N 74LS 74HC 4000B/4500B Orig.
型番
(PDIP)
N7400A
7400N
(N8200N)
N74LS00
74LS00N
74HC00N (N4001A)
HEF4001BP
-

カリフォルニアに本部があり、初期のディジタル IC 製造では大きな地位を占めていました。会社としては1975 年に Philips 傘下に入っていますが、Signetics ブランドは 1992 年まで残りました。ヨーロッパ市場のほうが見かける機会が多いかもしれません。

TTL

1968
初期のパッケージ

1973

1974
ちょっと古いロゴ版。

1976
この時代の Signetics IC では、サフィクス A は DIP14、B は DIP16 を意味していました。

1977
マーキングが横書きになり、サフィクスが N に変化しています。

1983/KOR

1991/THA

CMOS

1974
CMOS が珍しかった時代のせいか IC にわざわざ「CMOS」と書いてあります。
Signetics 社製の汎用 CMOS ロジックは意外と目にする機会の少ない IC です。Philps に合併後は Philips の型番(HEF4xxxBP)となっており、ロゴは殆どみられません。

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