シリアル VFD ドライバの製作

初回公開：2014/08/14
最終更新：2014/08/14

　
（応用例）

AVRマイコンを使った、シンプルな 14 セグメント VFD（蛍光表示管）のドライバです。5V 単一電源を与えるだけで、シリアル入力でマイコンから簡単にコントロールできます。

（ブロック・ダイアグラム）

・20070-1A04
8桁 14セグメント VFD モジュールです。場所によっては 801-ECM-VF81D という型番で売られています。

・ATtiny2313A
MCU としてATMEL の AVR から、20 ピンの ATtiny2313(A) を使用します。
VFD の制御信号の生成が主な仕事になります。
シリアルデータを受信して、ディスプレイ表示内容を制御します。

・74HC164
シリアル入力・パラレル出力の 8 bit シフトレジスタです。
ATtiny2313 のポート拡張のために使用しています。
出力ラッチ無しが問題になりそうですが、ブランキング時間を大きめに取っているので、それほど大きな問題ではありません。

・TD62786APG
Toshiba のソース出力の 8 bit トランジスタアレイです。
VFD のアノード・グリッド駆動のために使用しています。

・MP1541DJ
MPS の電流制御モードブースト DC-DC コンバータです。
VFD のアノード電圧・グリッド電圧（約 22V）を生成するために使用しています。
入力電圧レンジが 2.5-6 V と狭いのが難点ですが、それ以外は使いやすく高性能な IC です。

・74HC14
標準ロジックのシュミットトリガインバータです。
VFD のプレート電圧（約 3V 50Hz）を生成するために使用しています。

・AN79L05M
松下の -5V 100mA 電圧レギュレータです。
74HC164, ATtiny2313 などの電源を生成します。

・TLP521
東芝の汎用フォトカプラです。
信号用ならほとんどの種類のフォトカプラが代替使用可能ですが、ターンオン・オフ時間の制約により、ダーリントン型は使用不可です。