在りし日の東名電子価格表
初版公開：2014/04/11
かつて、東名電子産業という電子部品の小売店が存在しました。毎月トランジスタ技術誌に広告を出しており、通販専業であるところに特徴がありました。特に毎年 1 月の広告は分量があり、眺めているだけでおもしろいものでした。個人の注文でも OK で代金後払いという太っ腹な会社で、つくづく営業中止が惜しいところです。
かねがね東名電子の広告をデジタル化しておきたいと考えていたところ、部屋の奥からトラ技を発掘したので、スキャンして pdf 化してみました。
2007 年 1 月当時の価格表
価格表 (pdf, 16 ページ) (8,050kB)
この年 1 月の広告は比較的ページ数が多かったと思います。[14/04/11] 過去15年分のトラ技を確認したところ、この号が東名電子広告の最大ページ数でした。トランジスタ技術誌よりスキャンしています。
（注）すでに小売店として営業していない会社であることと、単なる価格表であることからここで公開していますが、万一問題ありましたらご連絡ください。
そのほか.
よく見ると、50 本買うより
100 本買う方が合計金額が安くなります。
広告で気になるのはこれらのジャンク詰め合わせだと思います。説明文がほとんどないので実際に何が届くかわからず、「各種チップパーツ」に至っては
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のチップセラコンがばらばらで（テープから外れて）来ることを想像すると、なかなか怖いものがあります。以下実際に届いたものを、当時の記憶から簡単に紹介します。
- 各種Mixチップパーツ 50000ケ＋
- さすがにバラで来ることはなく、いくつかのリールで届きました。購入時は「30000＋」だったような気がします。使いかけのLCR とディスクリート半導体が 22 巻き、各々100〜2000 個程度の残数でした。中にはロジック駆動可能な MOSFET などもあり、今でも重宝しています。
- CR 混入袋
- 10kg を買いました。「袋」とありますが実際は巨大なダンボール箱で届きました。純粋に C と R しかないので、数えていませんが数万個以上はあったのではないでしょうか。テーピング品とバラが半々で、種類も豊富であり、分類が楽しかったのを覚えています。
- 10kパーツMix箱
- 巨大なダンボール箱で届きました。「CR 混入袋」より重かったような気がします。内容物には大量のトランスやチョークコイル、ハイブリッド IC、エアーバリコンなどがあり、質量を稼いでいました。それでも値段以上の内容だったと思います。
- LED Mix袋
- 80 種類ほど、それぞれ 1〜50 個程度入っていました。なぜか麦球も混ざっていました。角型 LED が多かったです。あまり売れないからかな？
- スイッチMix袋
- 40 種類、合計 230 個でした。レバーSW とか照光式SW とか、高そうな物も多かったです。
どっちが真実でしょうか？
ただでさえ安い上にこの数割りがあったので、ものによっては非常に安価に購入できました。もっと買っておくんだったなあ。