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電子オルゴール IC いろいろ

初版公開:2015/01/18
最終更新: 2015/01/18


ワンチップで電子音によるメロディを鳴らせるメロディ IC、「電子オルゴール IC」と言った方がポピュラーかもしれませんが、これをいくつか鳴らしてみました。

SVM7910I (EPSON)

写真・動画

回路図

メモ

SVM7910 シリーズは、EPSON が諏訪精工舎という社名だった時代からの製品で、EPSON の説明文によると世界初のメロディ IC とのことです。内部 マスク ROM により 1-2 曲のメロディを内蔵でき、メロディのほかに 2 種類のブザー音を鳴らすことができます。サフィックスの文字はマスク ROM の曲目を表していますが、手持ちのデータシート上に曲目の情報はありません。手持ちの "SVM7910I" は「峠の我が家」と「グリーンスリーブス」が鳴ります。おそらく他にマスク ROM の特注品も製作可能だったでしょう。ところでこの「グリーンスリーブス」はどういうわけか、ところどころで音を外しています。データに起こすときのミスでしょう。

この IC は CMOS プロセスにもかかわらず、電池 1つ 1.5V で動作します。この時代(1970 年代)としては珍しいことで、Vgs(th) が低いエンハンスメント型 MOSFET を作るのは難しいと思うのですが、どういう仕組みなのでしょうか。

方形波の 2 和音しか出せませんが、回路中 CR で示されるエンベロープ・ジェネレータ回路があるので、それなりに聞ける音色を鳴らします。出力段はフィードバック付きの NPN+PNP によるスイッチ回路でスピーカを駆動します。

LR34611(SHARP)

写真・動画

回路図

メモ

LR3461/LR3463 シリーズは SHARP のメロディ IC です。内部マスク ROM には 8 曲のメロディを内蔵でき、上記 SVM7910I と同様のエンベロープ・ジェネレータ回路があるので、それなりに聞ける音色を鳴らします。このシリーズのうち、SHARP で用意された 8 曲の音色を鳴らすものが LR34611/LR34633 です。

2 種類の型番の差異は動作電圧で、LR34611 は電池 1つの 1.5V で動作します。CMOS プロセスということですが、VSS が正電圧、VDD が負電圧という接続になる点は現在の一般的な CMOS と異なります。ピン配置こそ異なりますが、内部回路構成は SVM7910I と同様であるように思います。

SM6201 (SamHop Microelectronics)

写真・動画

回路図

メモ

中国かどこかのメーカの製品です。以前秋月電子で2個¥200 で販売されていたもので、最近店頭で売っていた「お楽しみ袋」に入っていたので、試しに動作させてみました。1 つの IC に 3 曲を内蔵していて、TK0-3 端子で再生曲をコントロールします。TK0 が 1曲ごと順送り、TK1-3 がそれぞれの曲を直接選択する端子です。データシートの参考回路図のように回路を組んで鳴らしてみると、とても中国的な音がします・・・仮に 1/10 の値段でも躊躇してしまいます。動作電源電圧は 2.7-5.0 V となっています。

一応 2 和音を鳴らせるのですが、出力段は NPN トランジスタ 1つの単純なドライバになっていて、方形波で無理やり和音のような音を生成します。回路図に CR の類が見えませんが、エンベロープ・ジェネレータなどという高尚な仕組みはなく、出音したらビープ音が一定の音量で鳴りっぱなしです。端的に言えばひどい音で、ちょっと聴いただけでは何の曲を演奏しているのかさえわかりません。ラベルに「オルゴール IC」とありますが、間違ってもオルゴールに形容できる音ではありません。これが 1 つ¥100 とは・・・。しかし音量だけは大きく取れるので、警告装置のような応用には適しているかもしれません。

自作 LPC1114 電子オルゴール

写真・動画

回路図

メモ

最近の ARM マイコンで電子オルゴールを作ってみました。PCM 方式の合成で、32kHz サンプリング・24 和音のオルゴール音が出力可能です。楽曲も内蔵 Flash ROM に 1000 音符以上は楽に格納できます。さすがに上記の単純な電子メロディ IC とは格が違いますね。部品価格も上記のものとそう変わりません。このマイコンの性能をもってすれば、もうちょっと凝った音源 IC ができそうなので、機会があればまた新しいプログラムを作ろうと思っています。

aaあ